当然の選択 「進藤、とんかつはもう揚げるよ?」 「はいよろしく。油、気をつけてな。」 「お皿・・・。」 「もう出した。あと海藻サラダを和えるだけ・・・なー塔矢、知ってる? 『海豚』って書いてイルカって読むんだって。」 「じゃあ『河豚』は?」 「アシカ?」 「なんで。フグだよ。」 「フグって川にいるの?」 「そういえば、そうだね。海だよね・・・」 「焼きじゃがをオーブンから出していい?」 「いや、ぎりぎりまで置いといて。おれが出すよ。ちょっと洗い物してやる。」 「フグと言えばさー、病院に座間先生がいたぜ。」 「フグ? どういう連想だ・・・どちらかというと一柳先生・・・座間先生も花粉症で病院に?」 「いや、病院の先生が座間先生そっくりでさ。」 「へー。」 「注射するって言うんだけど、座間先生に注射されるのヤだから、断っちゃった。」 「なんだそれは。」 「だってー。」 「単に注射が嫌なだけだろう?」 「そんなこと・・・注射しなくたって花粉の季節は乗り切れるし。」 「進藤、しっかり対処しないと棋戦に響くぞ。」 「わかってるよ。」 「だから、座間先生によく相談して。」 「座間先生じゃねーって。」 「ああ、そうか。病院の先生のお名前は?」 「さー? 知らない。」 「・・・おー、いい感じに熱々じゃん。塔矢、じゃがいもどっちが欲しい?」 「大きいのをキミにやるよ。とんかつはこんがりの方が好きだよね?」 「うん。あとは?」 「箸。ぼくが取ってくる。」 「ぼくはキミに自分の体をもっと大切にしてもらいたい。 …その、キミの苦しそうなのが気がかりで、集中できないというか、気がそがれるときもあるから・・・」 「え? あー・・・」 「まあ・・・」 「わかったよ。もっかい病院に行くよ。」 「まったく、キミは囲碁とぼくとどっちが大事なんだ。」 「そのせりふはこういうときに言うもんじゃねーだろ。」 「違う! そういうんじゃない!」 「そりゃあ・・・もちろん」 「囲碁と言え!」 「・・・ひゃあ。」
クッキングヒカアキですよ!みなさん。 勝手にとりとんさん向けのモチーフ盛り込んだSSです。 と、みっしるさんはおっしゃって下さいました。ありがたや・・・・。 当店の看板娘「座間っち」まで登場させて下さって(笑) でも進藤がその座間っちに注射される・・・。 や!たとえその先生が別人でビジュアルが似ているだけでも、ヒカルスキーとしましては絶対に許せませんな・・・・ええ! 『料理はエロチシズムの極みです』 とおっしゃるみっしるさん。 (cookingってCで始まる・・・・ですか?なるほど!イキナリCか?!)←をい・・・ 料理(調理)ってみっしるさんのおっしゃる様に、色んな感覚総動員しますもんね。 あの感性豊かなふたりがキッチンに立って、それこそあらゆる感覚を研ぎ澄ましながら料理を作り上げていく・・・・・。 ある意味それは みっしるさん、素敵なお話をありがとうございました。 2009年2月21日 |